ヘレン・ケラーの本より・・・
「ひとつの幸せのドアが閉じるとき
もうひとつのドアが開く。
しかし、よく私たちは
閉じたドアばかりに目を奪われ
開いたドアに気付かない」
人生には3つの坂があるといいます。
それは上り坂、下り坂、
そして「まさか」
そう、人生には、
時に信じられないような試練や悲劇に
見舞われる時もあります。
チャンスの扉が閉じてしまうことも。
私たちの目は、
その「失うもの」に奪われてしまいます。
全てが終わったと思う瞬間です。
神にも見放されたと落胆します。
でも、本当はそうではありません。
「扉」は一つではないのです。
扉は閉まる瞬間に、
新たな扉が開くのです。
あなたが何かを失うその瞬間に、
あなたは何かを得ているのです。
自分が進みたいと思っていた道が
閉ざされたとしても、
あなたには、あなたが今、進むべき別の道が
用意されているのです。
物事が上手くいっていないと嘆いているより
別のやり方に変えてみなさいと
いう知らせなのです。
できないことを悩み続けるより、
今あること、今出来ていることに
感謝し、豊かな気持ちになるのです。
あなたはすでにたくさんのものを
与えられています。
そして、さらにあなたの中には
無限の可能性が備わっています。
あなたの内側に焦点を合わせてみましょう。
あなたの心に耳を傾けてみましょう。
あなたの心があきらめさえしなければ、
道は次々と開けるのです。
信じる力を養いましょう。
待てる力を磨きましょう。
十分な時間をかけて
努力を続ければ、
成し遂げられないことなど
何もないのです。
教育家で講演家のヘレン・ケラーは、
2才の時に高熱にかかり、
聴力、視力、言葉を失い、
話すことさえ出来なくなりました。
彼女は重い障害を背負いながらも、
大学を卒業し、何冊もの本を出版し、
世界各地を周り、
人々に希望を与える講演活動の中で、
夢を追い求めて生きること、
出来ないことなど何もないということ、
前向きで、楽観主義であれと、
教えました。
彼女は自分の人生の扉が閉じた瞬間、
世界の人々の扉を開く人生が始まり、
生涯を他の人の幸せのために
人生を捧げました。
「私は自分の障害に感謝しています。
自分を見出し、
生涯の仕事に出会えたのも
この障害のおかげだからです」
By ヘレン・ケラー
何かが終わる時、何かが始まる。
あなたが歩んでいる先の扉が
たとえ閉まったとしても、
あなたの幸せの扉が閉まったわけではない。
あなたの望む道が閉ざされたとしても、
あなたの人生が閉ざされたわけではない。
何も悲観することはない。
何もあきらめることはない。
なぜなら、扉はひとつではないからだ。
道もひとつではないからだ。
どんな試練に出会っても、
あなたの心の扉さえ閉ざさなければ、
あなたの道は必ず開ける。