自律神経ってどんなもの??普段よく耳にする自律神経ですが、全身の血管や内臓などの働きを、自分の意思とは関係なく自動的に調整している神経です。交感神経と副交感神経があり、両者が絶妙なバランスをとりながら働いています。
交感神経とは・・主に、昼間などの活動時に働く神経です。緊張、興奮しているときに働き、末端からアドレナリンという物質を分泌し、白血球のうちの顆粒球の数と働きを調整しています。
副交感神経とは・・主に、夜間などの休息時に働く神経です。リラックスしている時に働き、末端からアセチルコリンという物質を分泌し、白血球のうちのリンパ球の数と働きを調整しています。
白血球 血液中の成分で、免疫を含む体の防御システムの中心的存在です。健全な状態では、54~60%を顆粒球、35~41%をリンパ球、3~5%を単球(マクロファージ)が占める。その比率は、自律神経の働きで変動するとされる。
顆粒球 白血球の54~60%を占める。心身が過度なストレスにさらされ、交感神経が優位な状態になると増加します。主に、好中球、好酸球、好塩基球で構成される。
リンパ球 白血球の35~41%を占める。心身がリラックスした、副交感神経が優位になると増加します。
免疫・・病気から身を守るためのシステム。血液中の白血球が中心的な役割を果たしている。