女性は40歳を過ぎると卵巣機能が低下し、55歳ごろまでに卵巣ホルモンの分泌がほとんどなくなり、いわゆる閉経を迎えます。この卵巣機能の低下は内分泌機能にもさまざまな変化を引き起こし、おぼせ、めまい、動悸、息切れ、肩こり、腰痛、頭痛、多汗、手足のしびれ、全身の倦怠感、疲労感、目の疲れ、肥満、イライラ、ヒステリーといった症状として表れます。
これが俗にいう更年期障害で、この時期を境に女性の体は大きく変化します。
しかし、こうした更年期障害の不快な症状は人によって千差万別。それもまた骨盤の歪みに大きく関係しているのです。症状の重い人はたいてい骨盤にズレや歪みが生じています。その結果、脊椎の異常にも影響をきたし、自律神経が失調し、不快な症状となって表れるのです。
そこで整体術のアプローチとしては、骨盤調整が大きなカギとなります。まずは骨盤を矯正によって正しい状態に戻し、胸椎、腰椎など、異常の認められる箇所はすべて矯正し、自律神経の乱れを起こさないよう、バランスを整えることが大切です。
更年期障害は、いわば女性の生理的老化現象を指すわけですが、体の歪みを矯正し、自然治癒力を引き出すことによって、体の内部機能を活性化させれば、老化はある程度くい止められるのです。女性だからと避けて通れないのだから仕方ないとあきらめてしまうことはありません。
当院には更年期障害に悩む女性も数多く訪れ、さまざまな症状の改善に貢献しております。個人差はあるものの、骨盤調整を中心とした施術を行うことで、たいていの方がずいぶんラクになったといわれます。ただし、1回の施術でおしまいというわけではありません。そのまま放っておけば、女性の生理的老化現象は進み、不快な症状はまたくり返されます。できるだけ老化の進行をくい止め、いつまでも若々しく健康な体を維持するには、常に体の内部状態を一定に保つ必要があるため、ぜに定期的な施術を受けることをお勧めします。。